2024.01.15 新着情報

1月11日の観光経済新聞の企業紹介特集にて「新日本コンピュータサービス」をご紹介頂きました。

2024年1月11日の週刊観光経済新聞の企業紹介特集にて、新日本コンピュータサービスを取り上げて頂きました。

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 新日本コンピュータサービスは、旅館・ホテルのコンピューターシステム開発に携わり45年のキャリアを誇る。開発、販売、アフターフォローの全てを自社で行い、「ユーザーの声を商品に反映させた使いやすいシステム」と旅館・ホテル経営者、現場の従業員からの評価も高い。同社の伊原成美社長に商品展開と今年の方針を聞いた。
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 ――御社の商品について改めて。
 伊原 このほど新たにリリースした基幹システム「MACRA(マクラ)」は、従来のシステムからプラットフォームを一新し、フルモデルチェンジしたものだ。従来商品の特長だった柔軟性をさらに強化した。ユーザーの細かい要望に応じたカスタマイズやオプションシステムの追加、各種端末システム機器との連動がさらに容易になった。
 予約管理、フロント会計、顧客管理の各データを一元化したことにより、各部門間での情報共有が図れるとともに、データの加工、抽出がしやすくなり、レベニューマネジメントシステム等とのシステム連携が容易になり、さらに汎用性を持ったシステムとなった。

 ――ユニークなネーミングだが、由来は。
 伊原 「マネージメント・アシストオブ・カスタマー・リザベーション・アカウント」の頭文字を取るとともに、旅館・ホテルに欠かせない「枕」と掛けた。著名なアートディレクターの丸山美有紀さんにご相談し、ネーミングとロゴ作成をお願いした。

 ――姉妹システムの「フロントシステムスマート」「フロントシステムBIZ」は。
 伊原 スマートはフル装備がいらないという小規模旅館・ホテル向け。BIZは宿泊特化のビジネスホテル、簡易宿所向けだ。いずれもMACRAのプラットフォームに合わせてリニューアルするべく、現在、検討中だ。
 ――オプションシステムは。
 伊原 予約客から電話が入ると画面にその情報が表示される「CTIシステム」、厨房のモニターに当日の料理に関する情報が表示される「厨房インフォメーションシステム」など、さまざまある。
 最近、引き合いが多いのが、食事どころにおけるセルフオーダーシステム。顧客自身のスマートフォンがQRコードを読み込むことでオーダーの端末となり、自身で料理や飲料を注文してもらうものだ。コロナ禍もあり、共用のメニュー表を触ったり、人との接触をなるべく避けたいという顧客のニーズに合致するほか、人手不足で注文を取る要員を減らしたい施設のニーズにもマッチする。店員を呼ばずに気軽にオーダーできることから、飲料の売り上げが大幅に増えたというユーザーの旅館もいらっしゃる。

 ――今後の商品展開は。
 伊原 個人客の増加に人手不足が重なり、チェックイン、チェックアウト時にフロントが混雑するようになった。
 予約客に宿への到着前にメールを送り、ウェブ上で顧客台帳の必要事項を記入してもらったり、客室内でウェブを通して料金の決済をしてもらうなど、フロントの混雑を緩和するシステムを実装するべく、今、準備を進めている。
 先ほどのセルフオーダーシステムは、インバウンドの増加を受けて、多言語対応を検討中だ。
 ――「使いやすいシステム」とユーザーから定評がある。
 伊原 ユーザーの声を生で聞き、商品開発に生かしている。その点が評価を受けている理由ではないか。「こういうことができたら旅館・ホテルの現場が楽になる」と、われわれは常に考えている。

 ――年頭に当たり、旅館・ホテル経営者にメッセージを。
 伊原 おかげさまで創業45周年を迎えた。およそ千軒のユーザーに当社のシステムをご利用いただいている。これらユーザー全ての声を聞き、すぐできること、できないことさまざまあるが、ニーズに応えられるよう最大限努力してまいりたい。
 創業45周年を記念して、MACRAのロゴとおしゃれなアートをあしらった社員用ポロシャツとパーカーを、こちらも丸山美有紀さんの監修により作成した。
 皆がおしゃれで素敵なデザインの服を着ることで社内の連帯感がより高まりモチベーションアップにつながった。2月の国際ホテル・レストラン・ショーで、この服で皆さまにお目にかかれると思う。
 旅館・ホテルの成長がなければわれわれの成長もない。コロナ禍が明けて、お客さまが本格的に動き出した。皆さまの業務のお役に立てるよう、これからもまい進してまいりたい。